カードキャッシングの歴史は意外と黒いが現状は生き残るのが大変!
カードキャッシングは、今では手軽にしかも低金利で借り入れができるようになっており、返済をするときに滞納したからと言って脅されたり、別の金融業者にたらい回しにしたりと言ったことはありません。
つまり、消費者金融法の改正に伴い各カードキャッシング会社(いわゆるサラ金)は、法律に沿った対応をしています。
正確に言えば、どの年代でもカードキャッシング会社は、法律に沿った対応をしてはいるものの法律が穴だらけでしかも弁護士もそこまで介入するということがなかったので、やりたい放題だったわけです。
1970年代、出資法の上限金利(上限金利を超えると罰則付き)は、109.5%と今では考えられないような金利でしかもこれがまかり通っていたわけです。
なぜなら利息制限法は、15〜20%ではあったものの罰則がないからサラ金業者は守っていないというのが現状だったというわけです。
100万円借り入れすれば、翌年には利息で100万円になり返済がきつい状態になっていたわけです。
そのため、サラ金は高金利でしかも過酷な取り立てを行い、さらに過剰な融資を行っていたことから顧客が苦しむのは仕方がなかったと言わざるを得ない状態だったわけです。
ですが、1983年4月28日に「サラ金規制法」(貸金業規制法と出資法改正法)が成立、翌年の11月1日から施行されました。
この出資法改正法で、年109.5%→年73%→年54.75%→年40.004%まで順次金利が下がっていきました。
さらに、貸金業規制法のおかげで貸金業者の無登録営業は禁止となり、暴力を伴ったり、また脅迫的な取り立ては全て禁止する取立規制をも導入されたわけです。
このおかげで、弁護士に委託したらサラ金からお金を借りた方本人への取り立てが一切できなくなったわけです。
また、細かくは省きますが、
商工ローン規制法 1999年
日掛け金融規制法 2000年
ヤミ金融対策法 2003年
違法年金担保規制法 2004年
改正貸金業法 2006年
など様々な金融の法律が施行または改正されていきました。
さて、我々がよく目にしていた上限金利29.2%のいわゆるグレーゾーン金利については、改正貸金業法によって撤廃され、利息制限法の制限利息内(上限金利20.0%まで)となりました。
これは2010年に完全施行されてから今に至るまで続いています。
また、総量規制(年収の3分の1)までしか借り入れさせることができなくなったので、貸し剥がしパニックも起こったわけです。(サラ金側にしてみれば、法律を守るとご飯を食べることができなくなるけど仕方ないと言った感じでしょうか。)
しかも、それまで利息を取りすぎていたということで過払い訴訟が相次ぎ、中小サラ金業者の倒産が相次ぐだけではなく、あの武富士や商工ローン大手のSFCGも倒産していきました。
悪質なサラ金業者は潰れるべき!と一言で片付けるのは容易いのですが、今はサラ金業者は法律にかなり遵守している分なかなか貸してくれないです。
また、廃業していった元金融業者の人たちが闇金やカード現金化業者として運営しているという噂もあります。
つまり、今運営しているサラ金業者は、お金の調達をするために銀行のグループの一員となったり、人件費が賄えないので無人ATMが爆発的に普及していますからビジネスとして危うい立場にいると言った感じですね。
借り入れ出来る人は、日本消費者金融協会「平成20年度版消費者金融白書」によれば、2006年では審査を突破できた方は70%前後もいたのに、2008年では、30%以下(28.5%)しか借り入れできない状況となっています。
ですが、それでも以前に比べれば過払いも落ち着いてきております。
そのおかげもあってお金が必要なときのためにすぐに申し込みすることができますよ!!